にしもの筆記帳

永藤呉服店店主 筆記帳かわりにつかってます。

3月8日

〇気になる事柄
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090308-OYT1T00075.htm

 伝統産地との商品開発で、大量生産によって〈価格破壊〉を実現し、1着を約10万円にした。同連盟は「来年の成人式や卒業式のほか、背広を卒業した『団塊の世代』の外出着にいかが」とアピールしている。

 和装業界では通常、呉服店が卸業者から少しずつ着物を仕入れて販売。国産絹を使った男性用は、安くても約50万〜60万円はするという。同連盟は3年前から、呉服店主や顧客らに男性用の着物への要望を聞き取っており、「高すぎると手が出ない」「どの世代も着られるものに」などの意見が寄せられた。

高すぎない?普通に探しても50万の男物ってないよ?もっと安いでしょ?
そりゃなんとか大島とかならありえるかもですけど、普通の人は着ない。

国産とか絹とか無視すれば2〜3万であるし、
男物を売り出すのは賛成だが、
普段着に10万円は手が出ないでしょ常識的に考えて(w

「50万円が10万円にっ!!」
んなわけない、もともと10万でも流通可能だったのだ。
相変わらずセコイ商法だと思った。


○紹介したいモノ

男のふだん着物

男のふだん着物

男着物を始める方におススメです。気楽に着ましょう的な本。
自分のスタイルを見つけるまでが峠です。


〇今日のかっこ

濃緑の紬
灰色の角帯
灰色の足袋