にしもの筆記帳

永藤呉服店店主 筆記帳かわりにつかってます。

夏はうずうずする。

今週の連休は、遊ぶことにした。

 


一時は本気で店に立っている時間が長ければ長いほど勤勉だと思っていたし、そうでなければ不真面目な店として、誰からも相手にされなくなるという恐怖心でいっぱいだった。田舎の小さな店なので一日中来客がない日も少なくはない、そんな中で「毎日勤勉にがんばっているから来客がある、だから休みをとったらいけない」って信じてた。

 

でも、本当はそうじゃないかもしれないと思いはじめてる。

お客が来るのは見たい商品があるからで、私が勤勉な姿をしているからではない。
お客が買い物をするのは、欲しい商品があるからで、私が毎日店番しているからではない。

お客と商品をマッチングさせるために、私が店にいるのだ。

お客が来ないのは見たいものがないだけで、私が嫌いなんじゃない。

お客が買わないのは欲しいものがないだけで、私が否定されてるんじゃない。

 

と、ステキライフスタイル的なことを思ってみたけど、たぶん半分ぐらい虚勢で、
着物が文化が業界がとしかめっ面してるよりも、むしろいろいろ楽しいことがあって私が機嫌よくしているとお客もなんか知らんけど喜んでくれて、いいマッチングが出来るんじゃないかなと。そのほうが楽だし。

 

私は2児の父親であるいい年の大人なんだからちゃんとしないといけない思ってる。

だから、ちゃんと休んでちゃんと遊ぼうと思う。
いい年の大人なんだから、ちょっと無理して遊んでみたらいいかなぁと思うのです。